死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『公園から出てきた男』

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『公園から出てきた男』
828:【スレ主】23:36
【2-2号室】

大学時代にサークルの先輩から聞いた、当時高校生だった先輩の友達が体験した話です。
その先輩は高校時代は部活には入っておらず同好会として
放課後十数人でサークルのような活動をしていました。
同好会の名の通り部活ではないので部費というものが我当てられるはずも無く
部長もしくはそれに近い立場の人間一人もしくは二人が毎年夏休みに、
形だけのいわば顧問の先生の知り合いがやっているペンションで住み込みで
2週間程バイトをして同好会の部費に当たるお金を稼ぐのが
代々受け継がれている言わばしきたりのようなものでした。
先輩(仮にA先輩とします)が3年になったときにその友達が部長になり
部長の彼(Bさん)が夏休みにペンションにバイトに行く事になったそうです。

ペンションに着いたBさんは早速顧問の先生の知り合いのペンションオーナーと面通しすると
施設の部屋数や施設、仕事の内容などの説明を受けました。
長期休暇という言わばペンションにとって稼ぎ時なだけに
仕事量の多さに絶句しながらもふとペンションの見取り図を片手にペンションの中を案内してもらうと
ふと疑問に思う出来事にあいました。かきいれどきで満室が続いているにもかかわらず、2階の2-2号室の
扉に使用厳禁と書かれた張り紙がされてその部屋だけ使われていないのでした。
その件に関してオーナーに尋ねると、「あぁ、ここはエアコンが故障しててね、去年から使って無いんだよ」
と一言、‥去年までは?とさらに疑問に感じ詳しく聞き返すと、「‥‥いや、ちょっとな‥‥。」
と怪訝な表情でオーナーは言いました。

829:【スレ主】23:39
ちょうど休憩時間になりBさんは他の従業員の人たちにこの事に関して問いただして見ることにしました。
「ココってもしかして幽霊がでる開かずの間ですか?(笑)」とBさんが尋ねるとと
それまで談笑していた従業員達の顔が一気にくもりその場はシーンとなってしまいました。
Bさんが「もしかしてやばい事聞いちゃいました‥か?」と言うとBさんの隣に座っていた男の従業員が
おもむろに口を開きました。「‥‥実は、そうなんだよね‥‥‥‥」
その従業員の話によると、ちょうど去年の今頃まではその部屋は普通に使われていたそうです。
このペンションは予約制なんですがちょうど去年の今頃、旅行系の雑誌のフリーライターをやっている女性が
アポ無しでペンションにやってきたそうです、本来なら予約していない客は泊めない事にしていたオーナーでしたが、
このお客に関しては旅行系雑誌のフリーライターという事でもしかしたら宣伝になると思い、
ちょうど空いていた2階の2-2号室に止まってもらう事にしたのでした。
料理にもいつも以上に手をかけいざ食事の時間になり2-2号室の女性客を呼びに行ったオーナーの奥さんは
とんでもない物を見てしました。浴室のドアノブに紐をくくりつけて首を吊っている女性の死体でした。
部屋の中には遺書があり、プロポーズしてもらった男性に裏切られた事を悩んでの自殺という事でした。
それ以降この部屋に泊まった客からは、エアコンやテレビがいきなり止まったり勝手に付いたり
夜中に風呂場から女性の泣くような声が聞こえたり風呂場のドアが勝手に開いたりというふうに
怪奇現象のようなものが起こるとのクレームがあり、事件後まもなく封鎖して去年から開かずの間として
封印していたという事です。
830:【スレ主】23:41
Bさんは霊現象やそのたぐいは一切信じないタイプでした。その話を聞いたBさんは、バイトの2週間の期間
その部屋に自分を泊まらせてくれとオーナーに申し出ました。本来なら従業員専用の相部屋に2週間泊まる予定だったので
本来なら一般客に開放する部屋だけに従業員部屋とは雲泥の差なうえに自分がそこに泊まって
何も起きなければこれから普通にこの部屋を開放できて売り上げにも貢献できると考えたのでした。
オーナーは渋りながらも、去年から一年たっているしとりあえずOKを出す事にしました。
Bさんは大喜びで2-2号室に荷物を移動しました。しかしそれを怪訝な表情で見るオーナーの杞憂も無駄に終わりました。
Bさんはバイト期間の2週間を何事も無く過ごしてしまったのでした。
そう‥バイトの期間の2週間までは‥‥

バイトを終え、予想以上の働きでかきいれどきに多大な貢献をしたBさんはオーナーから臨時手当をもらうと
上機嫌で下宿している寮へ帰っていきました。
翌日の朝ふと携帯の呼び出し音で目覚めたBさんは携帯に出ました。
B「はいもしもし‥」「‥‥‥はど‥こ‥‥」 B「‥え?もしもし?誰?」「‥ぃわは‥どこ?」‥ガチャッ‥ツーツーツー‥‥‥
間違い電話か?と思い気にも留めずBさんは下宿先の自分の部屋で夏休みの宿題を始めました。
次の日の夜、だいぶ宿題もこなしそろそろ寝ようかと思った頃、叉携帯に電話がかかってきました。
‥ピッ‥‥B「もしも~し」「ぅび‥わはど‥こ‥‥?」B「‥‥はい?誰ですか?」「ゆ‥ぃわ‥‥はど‥こ‥?か‥え‥‥‥て‥‥」
うわ‥いたずら電話?気持ち悪いなぁと思いBさんは携帯を切りました。
ちょっといやな予感を感じながらも気にしないように勤めながらBさんは眠りに付きました。

831:【スレ主】23:44
ふと目が覚めると夜中の2時でした。のどが渇いたBさんはふと冷蔵庫に手を伸ばそうとした瞬間
携帯が鳴り響きました。誰だこんな時間に‥‥彼女の○○かな‥と番号費通知の表示を推理しながら
携帯にでました。
B「誰?」 「‥ゆびわか‥えし‥‥て‥」 B「‥‥(‥まさか‥‥)」「‥指輪返して‥‥」
Bさんは全身にいやな汗がどっと噴出してくるのを感じました。思い出したのです、バイト最終日に
自分が泊まった2-2号室を大掃除していた時にベッドの裏から出てきた綺麗なトパーズでできた指輪を
黙って持ち帰ってきてしまった事を‥‥‥そしてそれを当時付き合っていた彼女にバイト代で買ったと嘯いてプレゼントしてしまったことを‥‥‥
「‥‥返して‥ゆ‥び‥‥わ‥‥‥」 こ の 世 の も の じ ゃ な い
電話をブチ切ったBさんは彼女が心配になり彼女の携帯に電話をかけましたが電源が切れているらしく出ません。
その後は携帯の電源を切って眠れない夜を過ごしました。
次の日朝一番で彼女の家に向かったBさんは見てしまいました。
彼女の家の風呂場のドアノブで首を吊っている薬指が根元から無くなっているBさんの彼女の姿を‥‥
彼女の部屋には粉々になった携帯が散乱していたそうです。
Bさんは半分狂いそうになりながらも指輪を探しました‥おそらく半狂乱になりどこかに投げ捨ててしまったであろう彼女だけしか、いや、彼女さえもどこに投げ捨てたか理解できていないであろう指輪を必死に‥‥‥
832:【スレ主】23:48
その後Bさんってどうなったんすか?‥‥と私がサークルの先輩に聞くと、
ノイローゼになったBさんは両耳の鼓膜を潰し精神病院に入院しているそうです。
退院してもしばらくするとまた鼓膜を自ら潰してしまい入退院を繰返しているそうです。
私が、Bさんとはたまに連絡取ってるすか?と聞くと先輩は一言、
「取ってない‥‥いや、取れないって言った方がいいのかもな‥‥」
どういう意味ですか?と聞くと一言‥‥

だってあいつの実家電話今は家族全員使ってないんだ‥‥‥

835:2yW28eUdO 00:11
>>832 あなたには影響はないですか?
838:FEQyEvy0 00:23
>>832

後味悪いね
855:V9WAOKq0 10:23
【本の蟲】

年末、図書館にて
年明けに提出するレポートの追い込みに入っていた。
ギリギリまで現地調査ばかり行ってて、肝心の文章にまとめてなかった。
私の課題は四国の風土、郷土史に関するモノで、
この一年間いろんな所に行った。 そのどれも、オカルトチックな場所で、
先日も故・宜保愛子先生が霊視したとかいう
大きな池に行ってきたばかりでした。
元来ビビリ性の私が好き好んでそんな所に行ったりはしないのですが
研究室の相方や助教授が画策して心霊スポットばかり行き先に選ぶ。
そんな話。

長文4個分。スレ借ります。

856:V9WAOKq0 10:25
ウチの大学のウリは無駄に大きい図書館で、
一般の誰でも入れるのだが、いつもガラガラだった。
私がPCを高速でタイプしている向かい側で
助教授の泉先生が分厚い本を読んでいる。
冬休み中の図書館の鍵は泉先生が管理していた。
相方..私の彼女も、隣で本を読んだりして初めは静かにしていたが、
すぐに飽きたのか 私と先生にちょっかいをかけはじめる。
小動物の様なウザさだ。
ノーリアクションの先生に相方は「あははー 先生は本の虫ですねぇ」と言った。
すると泉先生は「居るよ?」と本から視線を上げ
「本当に居るよ、本の蟲は」と言う。
「まぁ生き物じゃないから『在る』と言う方が正しいか..」
と栞を挟んで読書を中断する。

「図書館に寄贈される本の中には、
タイトルも内容も書かれていない白紙の本が入っていて
殆どの人がそれに気づかないんだ。
どんなに管理の厳しい図書館でも必ず一冊は入っているらしい
もちろんワザト入れてるんだけど..」

先生は周りの本棚を見渡し、
「これだけたくさんの本があるんだから、
本から思念や言霊が染み出してきてもおかしくは無い。
それを『本の蟲』っていうんだけど、そいつらは精神衛生上
人体にあまり宜しくない働きをする。知恵熱だとか焦燥感とか。
時には命に係わる..
それらを集める為に白紙の本を置いておくらしい」
そう言うと先生は背を向け本棚に向かい何かを探し始めた

857:V9WAOKq0 10:27
「始めは白紙のその本なんだけど、ずっと置いておくと
『本の蟲』がたくさん集まって来て 遂には白紙じゃなくなるんだ。
文字の書かれた本になる。」

また与太話を..と思っていると
「ああ、『在った』」
先生は振り向いて
「在ったよ、本の蟲の――」
そう言うと、一冊の本を持って来た。

ハードカバーでタイトルは書かれてない。
かなり古いのか紙面は茶黄色く変色している。先生は相方に手渡し
人差し指を立て「どう?面白そうだよ?」と言った。
受け取った彼女は訝しがりながらも嬉々として読み始める。

黙って静かに読みふけっている。おかげで私の作業ははかどったし
先生も静かに読書が出来た。
夕方になり作業も殆ど終わったので、そろそろ帰るよ?と聞くが返事が無い。
どれだけ集中してるんだろう、覗き込んで見ると私は「ギョッ」とする。

彼女は延々と白紙のページを繰っていた。
ただ、まるでそこに文字が書いてるかのように目線は白紙を追っている。
「せ、先生!?」慌てて聞く。
「ああ、そろそろ良いか。」と言うと泉先生は彼女の前までやって来て
目の前で『パンッ!』と猫だましをした。
彼女は我にかえる。先生は本をひょいと取り上げると、

「もう閉館だよ、帰りなさい。」と言った。

858:V9WAOKq0 10:29
相方が「まだ読み終わってないので また来ます」と言うと

「ああ、また来るのは構わないが君、図書館では静かにしなさい。
張り紙にも書いてあるだろう..
どうしてかわかるかい?」

当たり前のことを聞く。
私「周りの人がビックリするからですか?」

「いや、それもあるけど
『本の蟲』がビックリして目を覚ますからだ」

後日、相方が続きを読むために図書館に行ったが、
件の本は見つからなかったそうだ。
泉先生に聞くと
「やだな、只の暗示だよ、暗示。 『おもしろい本だよ~』ってサ」
とあっけらかんに答えた。が
どうも腑に落ちなかった、彼女が読んでいた白紙の本は何だったのか
当の本人が内容については話したがらなかったが

「ウチが暗示なんか掛かるか! ...アレは―――」
と仕切りに悔しそうにしてたのが印象的でした。

861:jLAEy8BB0 13:54
【バイト帰り】

バイトの帰り道で経験したことについて聞いてください。
2年ぐらい前のことです。

当時俺は田舎コンビニの夜勤バイトをしていました。
夜勤は大体男二人で回しており、その日は後輩のバイト(以下Aね)が一緒でした。

その日は商品の搬入が早めに終わって客も来なかったので、
二人ともロッカールームでくつろぎながら怖い話で盛り上がってました。
Aの家族は霊感を感じる家系らしく、霊の存在を全く信じない俺にもAの話は
とても臨場感があって毎回面白く聞かせてもらってました。
そしていつもよりも話がはずんでしまい、いつのまにかバイト時間終了を迎えました。
夕方に入って深夜の2時にアガりというのが俺とAのシフト帯なのです。

制服を着替えながら帰り支度をしているとAが俺にこう言いました。
「○○さん(俺の名前)、今日はやたら心霊話で盛り上がっちゃいましたけど
こういう時って案外向こうと距離が近くなったりしてるんで帰り道気をつけて下さいね」

俺は適当に「ああ、どうもねwwじゃ、おつかれー」と言ってコンビニを出ました。
Aが怖い話をした後は必ず言う台詞なので気にも止まりませんでした。
そしてバイクのエンジンをかけていつもの様に帰ることにしました。
もう民家は寝ている時間帯で、辺りにあるのは信号の明かりぐらいでした。

あー、帰ってオナニして寝るかーとヘルメットの中で思いながら
いつものルートでアパートを目指しました。

帰り道の途中には切り通し(分かんなかったらイメージぐぐって)の上り坂があり
ちょうどそこにさしかかった時です。

862:jLAEy8BB0 13:55
急にアクセルが重くなりました。
捻ってもスピードが上がらないのです。
ガソリンはまだ入ってるし、ガス欠じゃねーよなと首を傾げていると
このアクセルの反応の鈍さは、二人乗りしてる時の感覚と同じなことに気付きました。

そして次の瞬間、背中一面の毛穴が一斉に開きました。
何かが俺のバイクに乗っているのです。確実に人間一人分の体重で。
背中から1センチ程の距離に密着しています。

真っ黒(とにかく黒かった)な人型の塊がバイクの荷台に乗っていて
俺の右肩ごしに顔を覗き込もうとしてるのが視界の端に分かりました。
それまで霊感の無かった俺は「うわ、これが幽霊ってやつか、ついにきたか」と思いました。
不思議と落ち着いていたのを憶えています。

ミラーを見ればそいつをはっきりと確認することができるのに
眼球の自由もままなりません。
そいつを見たら間違いなく事故るという直感も発動しました。
全身の筋肉が固まってしまい、加速も減速もできない状態で
黒い塊を乗せたまま必死に顔を覗かれないように切り通しを抜けると
スッとアクセルは軽くなり、黒い塊は消えました。

その開放感から、俺はものすごい大きなため息を吐きました。
そして無事アパートに着きました。

863:jLAEy8BB0 13:56
後日、Aにそのことを言うと
「あー、ちょっと波長が合っちゃったんすね。
俺と話した直後だから一次的だと思いますけど」
と普通に言われました。

Aによるとその切り通しは昔山賊が出て人を襲った場所なんだそうです。
俺はそれ以降は怖い体験はしていません。
霊感無いと思っていてもいつ来るかわからんですね。

Aは相変わらず見える日々が続いているようです。

883:pbTclQ/W0 21:50
【公園から出てきた男】

私は中2の時、放課後に池沼の上級生に追いかけられたことがある。
別に近所でもなく、単に顔を知っているくらいの男子に追いかけられるのは、
正直ちびるほど怖かった。(その代わりに涙と鼻水が出た)
すきっ歯を舌で舐めながら
「○○ちゃーん!!○○ちゃーんん!!」←(あだ名)と叫びつつ
チンコをブルンブルンさせて追いかけてくる姿と、
鼠ーのTシャツに、Wフロントの女物のパンティという
奴の服装まではっきり思い出せる。

884:pbTclQ/W0 21:51
すまん、上のは4を入れるのを忘れた。

私は県外の付属高校から大学に進学して、実習のために数年ぶりに
地元に帰ってきたのが、一昨日の朝だった。
駅について、重いカートを引いて家までの坂道を延延と上がっていく。
と、10メートルほど前で、公園から出てきた男が
「○○ちゃーん!!」
と叫びながら手を振ってきた。
誰だっけ?と思いつつ手を振ろうとして、その発音にギョッとした。
奴だ!
やっベーどうしよう…と身構えていると、そいつが急に走り出した。
カートを置いて必死で逃げたが、すぐに追いつかれてタックルを食らい、
抱きつかれてあれを擦り付けられる羽目になった。
(後から追いかけてきたそいつの父親が剥がしてくれた。二人で散歩中だったらしい)

885:pbTclQ/W0 21:52
洒落にならんのは、8年も経ってるのにどうして私が判ったのか、ということ。
気になったので奴に聞いてみても
「だって○○ちゃんだもん○○ちゃんだもんアヒャヒャ」
としか言ってくれなかった。
自分で言うのもなんだが、中2の頃の私は今より20キロ以上
太っていて眼鏡をかけており、服装は秋葉系だった
(デフォでチャックのシャツと綿パン+バンダナ+腰までのロングヘア)

因みに帰ってきた時の服は、ワンピースにボレロ+気合入れたメイクに巻き髪。
(変わったつもりだったのに凄く切なくなった)

886:pbTclQ/W0 21:54
さらに奴の父親いわく
「△(奴)は、一度あって話した事のある人間を
ほぼ100%覚えていて、さらに見分けることができる」そうだとか。
コレが本当だったら、帰省中どうしようか考え中。
あんなことがあったのに、まだ奴は毎日父親と散歩している。

中途半端な書き方だが、これで〆。

901:7Usivf730 23:17
【ふさふさの尻尾】

コレは、一年位前に私が体験した話です。

私はとある事情で非常に絶望を感じた。
いや、生まれて初めて絶望を知った。

自分自身、「気を病んだ」か「狂ってしまった」と思えるほど、
そう思わずにはいられなかった。

東京で一人暮らしを続ける事が出来ず帰郷。
半ば、精神崩壊のまま、家で静養する日々・・・。
田舎と言っても都会に近く、都会とは言えない田舎・・・中途半端な田舎だ。

私の部屋は、死んだ祖母の部屋、一階の和室、玄関の直隣だ。
障子が敗れてもそのままだ。母が

「張りなおそうか?」

と言うも、どうせ何時かは破けるからそのままで良いと言い、そのままだ。
前に気紛れで買った哲学の本が、「道標を与えてくれるれる」ような気がし、
本を読み齧る毎日を送っていた、「何か」を自分自身を納得させようとする為に。

窓から夜空を見る、雨戸など閉めない、
朝が来ればまた空けるのだから閉めなくていい・・・少しタバコが吸いたくなる。

妹から家の中でタバコを吸う事を禁じられている為に玄関でタバコを吸っていた、
所謂「蛍族」と言う奴だろうか?。タバコを吸っていると、すると・・・

902:7Usivf730 23:18
「お兄ちゃんっ!居たの?!」

帰ってきた妹だった、何でも、私の気配が無く近づくまで気付かなかったそうだ。
「気配を消すか・・・バトル漫画の世界でよくあるなぁ」と少し頭の中でよぎったが、
その後も郵便配達員や、近くの人も、まるで私に気付かないようだ、
たまに気付く人がいる、その少し驚いた顔を見るのがちょっとした楽しみだった。

日が過ぎてゆく

その日、玄関でタバコを吸いながら・・・夜空を見上げていた・・・

すると黒くてスマートな猫が、そうウチで買っている猫だ。
外に出してしまう大変だ。何故って隣の人間にかわいいウチの猫殺されかねないっ!
・・・コレは比喩では無い。そういったとお隣なのだ。

ウチで飼っている猫が外にっ!私は直に家の中の妹にその事を言い、
妹と一緒に猫探し、しかし見当たらない・・・
散々探すも見当たらない、仕方なく家に帰ると・・・

「みゃ~」

居る。かわいいうちの猫が。妹は私になんとも言わず、
猫を嬉しそうに撫でまわす回す、それに満足すると私に冷たい視線を向けた・・・。
私の勘違い?見間違い?いや・・・ウチの近くに、
ウチの猫以外でスマートな黒猫など居るのだろうか?
母に聞くもやはり居ないと言う・・・まぁ一件落着だ。

903:7Usivf730 23:19
幾日か過ぎる

その日も、玄関でタバコを吸いながら・・・
夜空を見上げていた・・・その時、物音に気付いた。
すかさず、周囲を耳と目で確認するが、「その物音」の対象は見つからない。
おかしな音だった、生き物が木を揺らすような・・・
庭の中央の柿の木の上に視線を動かす。それ以外は全て確認済みだったから。

しばらく凝視する。

しばらくすると、太い尻尾・・・
いやふさふさの尻尾の奇妙な動物がいるのは解かった・・・
ゆっくりと家に入り母に

「ふさふさのしっぽの動物がいる」と言って母を連れて、庭の木に行く・・・

がそこには何もいなかった。

少し「黒猫の一件」を思い出す・・・
「ある思い」が頭をよぎる、直に「その考え」は捨てた

幾日か過ぎる

「ふさふさの尻尾の動物」を目撃する事は二度三度ではなかった。
だが、母や妹を呼ぶと・・・

そこには何も居ない・・・

なぜか私だけ目撃し、人を呼ぶといない・・・。
「ある考え」が私の頭の中で”芽が出て”、”葉を持ち”、
”小さな木へなろうとする。育ってほしくない「嫌な可能性」の”木”だ。

904:7Usivf730 23:20
幾日か過ぎる

その日も、タバコを吸い、眠りにつこうとした、
私の部屋は1階で玄関見える、眠りにつこうとすると、
破れた障子の隙間から光の玉のようなものがっ!
その位置に光る物が見えることはまずない。暗い庭の階段が見えるべき隙間だから。

霊等、信じた事は一度も無いが流石に一瞬頭をよぎった、
しかし、考えうる可能性の内、最もありえるのは・・・

「懐中電灯を持った人間がうちの庭にいる?」

そう考えた瞬間、脳裏を恐怖がよぎる。
が、反射的に外に出る、先手必勝。
「泥棒」だったのなら「先手を取らないと勝てない」と即時に考えた。
私はよく「攻撃的な性格」だといわれるのは、この為だろうか?。

「光」が懐中電灯の光であったと確信する、
「黒い人の影」が庭の玄関への階段の途中から私の部屋に向けていた光を私へ向ける

逃げる黒い人影

追跡する私

私は腕力にはすこぶる自信が無い、格闘になったら負ける自信は9割はある。
だが、迂闊な事に何も持っていない、素手だ。
私の部屋の隅の何処かにあるはずのモーニングスター(玉だけだが)はきっとこの時の為にあったのだろう、
しかし、あいにく追跡して走っている途中で思い出すほど忘れられた存在、
役に立たない鉄の塊はおそらく唯一の機会を逃した。

905:7Usivf730 23:21
「ビルジーから金的へ・・・か」「それともタックルで・・・」
ジークンドーの本と傭兵の本を必死で思い出し、
作戦を考えるが相手がどんな相手だろうと勝てる気がしない、
それくらい腕力に自信がない。

そもそも”不法進入”では「下手に有効な攻撃ができない・・・」、
などと考えながら・・・。

少し大きな道路に出る、”黒い人影”が止まっっている車の陰に入る

それををみると直ぐに私は道の真ん中に出る、車を止める為にだ。
通行人などは周囲にはいなそうだ、だが少しは交通量はある。

通りがかったトラックを止め、事情を話、警察に連絡してもらった。
トラックのあんちゃん、いや、”おっちゃん”という年か?
タバコを一本くれた、トラックの助手席で待たせてくれるそうだ。
そんなやさしい気遣いで私は自分が裸足だった事を気づかせてくれた、
”止まっっている車”からおっちゃんと私は目を話さなかった。

タバコが半分ほどまでになると、警察が来た、意外に早い

間単に事情を説明し、警察官の二人はその車の陰に近づくとそこには・・・

誰もいなかった。

トラックのおっちゃんは軽く警察と話し、去っていった。

906:7Usivf730 23:23
一人の警察官はパトカーから無線で連絡している、
一人は私と話す、少したつと、3、4名の警察が来た。そして

警察はウチの庭のを調べるが・・・状況は、「人影」は「土の上」にはいなかったため「靴の後」も採取できず、
勿論状況的に指紋も残らない。

そう、私の証言のみだ。

数日が過ぎる

それから、母と父、妹の視線が気になる。
その視線の理由は・・・おそらく・・・

私は思う、私は狂っているのだろうか?

気が滅入ってくる。幻覚が見えている?
黒猫、ふさふさの尻尾の動物、黒い人の影・・・そのすべてが・・・

自らの「自信」が崩れ落ちてゆく、自らの記憶への疑い・・・
私は・・・ひとつの可能性が「ありうる」事、
その事へ、思考を傾けることが多くなっていった

「・・・」

幾日か過ぎる、ある日、母から

「”あの”犯人、捕まったわよ」

907:7Usivf730 23:24
「へ?」

私は・・・。あの少ない証拠でつかまるとは到底思えない。
聞くと、他の家に侵入した泥動が自白、その内容から、
ウチに侵入を試みた事が解かったそうだ。私が見た”黒い人影”は事実だったようだ。
何か自らの中で自信が取り戻されてゆく。

そして、また、何日か経つ

その日もよるタバコを吸っていると、あの木にふと、目をやると・・・

ふさふさの尻尾が三つ

野鳥の為の柿を食べているっ!姿も良く見える、
オコジョかフェレットかハクビシンか解からないが、
そういったヤツが今日は三匹もだ。コッソリと母と妹を呼ぶ

「本当・・・かわいい」

「まさか、本当に居るなんてねぇ」

こうして、黒猫以外、私がみたものは事実だった事が確かに成った。
恐らく黒猫も、ウチの猫以外に似たようなのが居たのだろう・・・
どうやら私は「幻覚が見えている」事は無さそうだ。

私の(私の中での?)ちょっとした「幻覚(?)」騒動も幕を閉じた。
私の中で、少し糸がほぐれた気がした。
そして、私が経験した中で、一番の絶望、そして一番の恐怖だった、
”あの恐怖”つまり

908:7Usivf730 23:24
”自らが見たものを、自らが信じられない”事・・・。

「オコジョに感謝しないといけないかもな・・・いや、ハクビシンか(微笑)?」

モーニングスター(玉だけ)はいつでも手に取れるところに飾っておくことにした、
”部屋の隅の何処か”の鉄の塊は、インテリア(?)へと昇格。
三匹はもう来なかった。冬になるとまたやってくるかもしれない、季節は春が近かい。
私も新たな一歩を歩みながら・・・

921:Abfu/8fZ0 00:00
【手紙】

東京に上京している専門学校生の友人から聞いた話です。
千葉県‥‥といっても比較的東京寄りの地域に住んでいる女性がいました。
彼女は気立てがやさしく正義感の強い、25歳程の女性(A子さんとします)で、
5歳年上の会社員の彼氏と同姓しており彼女自身も東京の比較的都心に近い場所にある
会社に某私鉄の東○線を利用してOLとして働いていたそうです。
2人の付き合いは長く、築20年を悠に超えるであろうアパートでの2人暮らしはすでに5年目を迎え
お互い口に出さないながらもそろそろ結婚も‥との思いからか、
ひそかにそれぞれ貯金しながら切り詰めた生活を送っていました。
年末も押し迫まったある日、彼が中心となって立ち上げたあるプロジェクトが大成功を収め、
大仕事を成し遂げた彼は昇進したそうです。仕事に自信が出てきた彼はこれを機会に
A子さんへのプロポーズを決意し、A子さんも喜んで受け入れ2人は夫婦になる約束をしたのでした。
ある日、残業で遅くなったA子さんが足早に帰宅の戸に付くと
玄関の郵便受けに便せんが入っているのに気が付きました。
数日前に結婚披露宴の資料の請求をしていたので
それが送られてきたのかなと思いつつ手にとってみましたがどうもそうではないようです。
消印の日時は経年劣化のように擦り消えかかった状態で読み取れず、
宛名欄に「○○(ある地方でしか見ないような特有の苗字)」となんとか読み取る事ができるやけに古めかしい便せんで

ある事に気が付きました。
A子さんとは苗字が違うので、配達員が間違ったのかなとふと考えてみたものの
自分達が住んでる部屋の両隣に住んでいる住人もその比較的珍しい苗字ではない事に気づいたA子さんは
おかしいなと思いましたが、気立ての優しい性格がそうさせたのか彼女が住んでいるフロアに
この手紙の受取人がいるのでは‥?と思い一軒一軒尋ねて廻ってみたのです。
しかし、彼女が住んでいる2階フロアはもとより1階フロアにもその苗字の住人はいない事が判明しました。

922:A/zEXTK40 00:02
A子さんは、おかしな事もあるもんだ‥と思いつつもこの手紙を待っている人がいたらと思うと
気軽に捨てる事もできず、アパートの大家にこの手紙について相談する事にしたのでした。
アパートの隣にある大家の家をA子さんが尋ねると70歳前後の男性の管理人が姿を現しました。
挨拶も程ほどにこの便せんを手渡しどうするべきか指示を仰ごうとすると、
それを受け取った管理人の表情が微妙に引きつったように変化したのを
A子さんは見逃しませんでした。A子さんが問い詰めると、
管理人は重い口を開き語りだしました。
この便せんに書かれている○○という珍しい苗字の人間は
今は当然A子さんが住んでいるアパートにいるわけもなく、
管理人さんが20年ほど前に、当時携わっていた仕事が大成功して大もうけし、
それを機会に今でいう脱サラをして不動産業にくら替えし、
このアパートを建てた20年前に最初の住人として住み着いた地方出身の夫婦の苗字と同じだという事です。
この管理人とも年が近い事もあって親しい友人のように付き合っていたそうです。
しかしその夫婦はすでに十数年前に実家に引越してしまったそうです。
このまま捨ててしまう気持ちにはとてもなれず、失礼ながらも管理人さんは
この朽ち果てていると言ってもいい古ぼけた便せんを空けて中身を確認する事にしたのです。
そうする事で何か次に繋がる情報を得られるかも知れないと思ったからです。

中に入っている手紙には次のように書き綴られていたそうです‥‥

924:Abfu/8fZ0 00:04
‥ここはどこだろう‥‥耳を澄まして‥‥みます‥‥‥‥。そうか‥‥
‥ここ‥は‥‥地下‥鉄‥‥?体に感じる‥ガタンゴトンという‥特有の‥感覚と‥‥
‥トンネルの‥中とわかる騒音‥‥‥でそうだと‥わかりました‥‥。
‥‥お母さんとも‥よく買い物に行く時に‥‥一緒に乗りましたね‥‥。
‥でも‥おかしい‥‥。私は‥眠っていた‥‥の?‥いつ
‥地下鉄に乗ったの‥だろう‥?‥‥具合が‥悪くて気を‥失って‥しまった‥の?
‥‥何が‥どうなって‥いるのか‥わかりません‥‥
‥耳を澄まして‥周りを見てみると‥‥人の気配や‥電車の揺れる‥音が聞こえる‥のですが
‥‥‥何かが‥おかしい‥です‥‥周りにはたしかに‥人がいる‥のですが‥‥顔が見えないのです‥‥
‥勇気をだして‥声を出して‥みました‥が‥だれも返事を‥してくれま‥せん‥‥
たしかに‥電車に‥乗って‥地下鉄を‥進んでいる‥のに‥何が‥どうな‥って‥いるのか‥わからない‥‥
‥そうだ‥今何時‥だろう‥と思い時計で時間を‥確認しようと‥しても‥時計をしていないのに‥気づき‥ました‥‥。
なにか大事な‥用事があったような‥気がします‥誰か‥いませんか‥‥
‥気配は感じる‥のに‥あいからず‥だれも答えてくれません‥‥‥体の具合が‥悪いのだろうか‥‥‥
漠然と‥そう思いながらも‥‥さらに‥何か‥おかしい事に‥気づきました‥‥‥。
いつまで‥たっても‥‥駅に着く気配が‥‥ないの‥です‥‥。声を出してだれか‥の反応を‥待っても‥
だれも‥答えてくれません‥‥目をつぶって‥‥いると
‥ふと‥視界が明るく‥‥なっていく‥‥感覚‥‥になり‥ました‥
925:Abfu/8fZ0 00:05
‥‥やっと‥私が‥降りる駅に‥‥着いたみたい‥‥です‥‥。駅名の‥‥標識を‥見ても‥目に見えなくても‥‥はっきりと‥感じとること‥が‥できま‥す。
電車は‥停車し‥ドアが‥開き‥私は降りようと‥‥立ち上がろうと‥しました‥‥が‥
‥足が‥動き‥ません‥‥必死に‥動かそうとしてました‥が‥だめ‥‥した‥‥‥。
‥‥まぁ‥いい‥か‥次の‥駅で‥‥降りて‥折り返せば‥いいんだ‥‥と思い‥ながらも
‥長い‥長い‥次の駅までの‥‥時間‥を過ごす‥ことにしました‥‥。でも‥だめなん‥です‥‥
いくら駅に‥つこうにも‥‥立ち上がることが‥‥できないの‥です‥。
‥‥何時間‥‥いや‥何十‥時間‥‥‥、何日‥‥‥‥過ぎたで‥しょうか‥‥‥‥
‥漠然と‥私は‥理解‥‥‥しまし‥た‥‥‥。‥私‥‥は‥‥‥死んで‥‥いるん‥‥だ‥‥‥‥。
‥‥そう‥だ‥‥‥、手下げバック‥‥に‥手紙と鉛筆が‥入っている‥‥のに気が‥‥つき‥ました‥‥。
‥‥わたしは‥もう‥戻れない‥‥‥のでしょう‥‥なので‥‥手紙を書く‥事に‥しまし‥た‥‥。
‥‥駅に‥停車したら‥‥ドアの外に‥向かって‥便せんにいれた‥この‥手紙を‥‥投げれば‥‥誰か‥‥ポストに‥
‥入れて‥‥くれるかも‥‥しれません‥‥なので‥‥切手も‥貼って‥おきます‥ね‥‥
‥‥お母さん‥お元気で‥‥‥お父さんも‥ね‥‥、スケジュール‥帳に‥七時‥駅前‥大橋さん‥‥そう‥だ‥思い出した‥‥
‥私は‥婚約者の‥大橋‥さんと‥‥待ち合わせ‥していたの‥ね‥‥‥でも‥もう‥遅いみたい‥‥‥
‥切手は‥一枚‥しかないので‥大橋‥さんにも‥よろしく‥ね‥‥‥‥‥‥さよう‥なら‥‥‥‥‥‥‥‥
926:Abfu/8fZ0 00:08
そこで手紙の内容は終了していました。
管理人の話では、今A子さん達が住んでいる部屋は
この手紙の送り主であろう女性の両親が住んでいた部屋だったのです‥‥
‥20年前に書かれた‥?であろうこの手紙が現実に届くなんて‥ありえません‥。
A子さんは図書館に走りました。
そして20年前の新聞を手当たりしだい読み漁りそして発見しました。
20年前に千葉の某駅の入り口で恋人と待ち合わせていたであろう女性が、
酔払い運転の暴走車にひき逃げされ、ちょうど待ち合わせの時間に
居合わせた彼がすぐに救急車を呼んだのも空しく彼女は即死だったそうです‥‥。
A子さんはこの事故の件を管理人に話すと
この事件を知っていた管理人は遠い目をしながらこう話したそうです。
この夫妻の娘は黒髪がとても綺麗で腰近くまであるロングヘアーで、漆黒のような黒髪もあいまって
「やまとなでしこ」という言葉がぴったりのとても清楚できれいな女性だったそうで
両親も娘の結婚を楽しみにしていたそうです。
しかしこの事件で娘を失った○○夫妻は、娘が死んだ土地にいるのはさすがにつらいという事で
夫の実家である地方の田舎に引っ越していったそうです。

現実に存在するはずもない手紙になんともいえない違和感を感じながらも、いたたまれなくなったA子さんは
この手紙田舎にいる両親に送ろうかとも思いましたが過去のつらい思い出をぶり返させてしまうのも忍びないと思い
あるお寺の住職に渡して供養してもらう事にしました。お寺の住職に手紙を渡し終え、
心の中で手を合わせて女性の冥福を祈りました。
そしてA子さんは千葉に帰るために地下鉄のホームで電車を待つことにしました。

927:Abfu/8fZ0 00:10
時間帯がよかったのか待っている人はだれもおらず、
一人でベンチのような腰掛に座って晩御飯のおかずどうしようなんて
たあいもない事を考えていると地下鉄に列車が入ってくるのを
知らせるアナウンスが鳴り響きゴゴゴゴーと列車がやってきました。
腰掛を離れ、誰もいないホームで黄色線に足を運ぶとふと階段方向から懐かしい声がしました。
声の主は学生時代の親友のN子でした。しかしN子の顔色がなんとも優れないのです。
体の調子が悪いのかなぁと思いながらも久しぶりの再会ということで、というより
N子の強い押しもあって電車には乗らず駅の中にある喫茶店でお茶でも飲もうという事になりました。

懐かしさのあまり2人は時間がたつのも忘れて卒業してからの事や付き合ってる男性の事などを話しました。
そして話題もつきるとA子は不思議な手紙の件をN子に話しました。
するとただでさえないN子の顔色がより一層真っ青になったのでした。

手紙の話しを聞いてしまったN子は言える筈もありませんでした。
先ほど駅のホームで乗り口に進入してくる列車に向かって
歩きだすA子の後ろに、やけに古い服装をして腰まである黒髪の女が
鬼のような形相で、A子をホーム下に落とそうとしている姿を‥‥‥

928:PCNJYP5h0 00:11
うむ、ちょっと怖かった
954:q8jsPLWUO 14:58
【合宿の夜】

俺が高校生の頃、サッカー部の合宿で茨城に行ったんだ
俺は当時一年で、はっきり言ってヘタクソだったが、マネージャー(ほぼパシリ)として連れてかれた

合宿二日目の夜に、俺は先輩に呼び出された
話の内容は
・先輩方5人で来る途中見つけた廃病院に肝試しに行く
・その内一人が練習で足を怪我したので、お前がおんぶして連れてけ
とのことだった

当然俺に断る権利もなく、病院までの2キロ近くの距離をおぶって向かった

病院の前まで来た時、俺は嫌な予感がした

霊的な物とかそういうのじゃなくて…

「よし、まずお前が行け」
俺の予感は当たった

955:q8jsPLWUO 15:04
とりあえず屋上から手を振れとのこと

入り口にはカギが掛かっていたので、窓から侵入

中は変な書類とかで散乱してたが、なんとか屋上まで到達した
ここで手を振ったら、他の窓からも手が振られていた…というオチもなく、さっさとその場を離れて一階まで戻った

すいません、まとめてから投下するんだった…

続きます

958:q8jsPLWUO 15:17
一階に降りても何事もなく、外にでようと窓に手をかけた時…突然

「うわぁぁぁぁ!」

と先輩方の叫び声が聞こえた
俺はかなりあせって、手をガラスで切りながらも勢いよく窓から飛び出した

案の定、もう先輩方は国道に向かって逃げ走ってる
俺も気が動転して跡を追ったんだけど、すぐ側で
「おい!まて!」

と声がした
恐る恐る声のした方を見ると、足を怪我してる例の先輩が逃げ遅れていた

俺は先輩をおぶって、全速力で国道へ…

そして先輩方に追い付いて、何があったのか聞いたら…

962:q8jsPLWUO 15:34
「いや…最初は脅かそうと思って叫んだんだけどよ」
「うん、途中でお前の反応見るために待ってたんだけどさ…」

そこで先輩におんぶされてる、怪我した先輩が言った

「おまえが誰かおんぶしてきたから逃げた」

あぁ、どおりでおんぶしてたのに、すごい早さで走れたわけだ…

974:3g7dP3nPO 22:09
>>962
地味に怖かった(´・ω・`)
980:EcVFDA/a0 00:01
【tanasinn】

親友のZから一通のメールが着た。文面には一言、
「tanasinnを感じることに成功した。」
tanasinnを知らない人は居ないと思うのであえて説明はしない。
Zはtanasinnをとても気に入っていて、挨拶代わりにメッセでよくAAを送ってくるような奴だった。

>スコットはアステカ古代遺跡で「tanasinn」を発見した当人であり、長らく研究を続けていたが、
>ある日忽然と姿を消した。失踪前の彼の日記には”I got it!.”(わかったぞ!)という文章が
>73ページにも渡って延々と書き綴られている。「tanasinn」における精神作用の研究に従事した
>ロジャーは「触れてはならぬ真実もあったのだ」という言葉をテープに残し、拳銃で頭を打ち抜いた。

↑これを知っていた私を笑わせるためのネタだと思った私は、「I got it!」とだけ書いたメールを返信
した。これに対する返信はこなかったが、私もZもメールをするのがあまり好きではないので、1往復で
メールが終わることがよくあったので返信がこないことに関して特に疑問に思わず、流すことにした。

毎週金曜の夜は必ず、二人ともメッセを繋ぎ、おもしろいサイトのURLなどを相手に送っては反応を楽しんでいたが、
その週Zはメッセを繋ぐことはなかった。そして次の週も・・・
さすが2週続くのはおかしいと思った私は、メールを送ってみたが返事がこない。
Zはわざとメールを返さずに私の反応をみて楽しんでいるに違いないと思った。
Zは芸人気質の人間でくだらないネタに労力を使うことがあった。
懐かしい話をすると、中学時代Kは、私の誕生日に1冊のエロ本と1600円分近い量の
コンニャクを私にプレゼントしてくれた。月の小遣いが2000円だというのに。そういう人間なんだ。
そして3週目もZはメッセを繋ぐことはなかった。
この長いネタに私の方が負けたということになってもかまわない。それよりZが心配だった。
彼の携帯に電話をかけることにした。電話からは電源が入っていないというアナウンス。
正直、嫌な感じがした。Zは2ヶ月ほど前から仕事の都合で他県で一人暮らしをしていた。
行って確かめたかったが、住所もわからず、とりあえず彼の両親に連絡することにした。

981:EcVFDA/a0 00:03
「もしもし、AですがZ君居ますか?」
「あれ?A君ってZが仕事で○○県に行ってるの知ってるよね?」
電話にでたのはZの母だった。
「えぇ、知ってるんですが、最近携帯繋がらないしちょっと心配なんですよ」
「あら、そうなの?そういえば向こうに行ってからは電話きてないし、こっちからもしてないわぁ」
「会社の番号ってわかりますか?」
「A君はあいかわらず心配性だねぇw」
「いやぁ~wネットの方にも繋いでないんで心配なんですよw」
「あらら。あの馬鹿はなにやってんのかねぇwとりあえず会社には私から電話して確認してみるわ。
どうせくだらないことに金を使って電話両方止められたんでしょw」
「すいません。お願いします。」
「いいよ。いいよ。友達を心配させるあいつが阿呆なんだからwなにかわかったら連絡するから。」

次の日、Zの母から電話。

「もしもしA君?Zの母だけど」
正直やばいと思った。声のトーンでわかる。
「さっき、会社に連絡したんだけど、ここ数週間出勤してないみたいなの。で今からアパートに行ってみるわ」
「もしよかったら私も一緒に行ってもいいですかね?」
「あぁいいよ。あの馬鹿は本当になにやってるんだろうね!」

車2台で行ったのは正解だった。1台だったらその空間の空気に押し潰されていただろう。
3時間くらいかな?アパート前に車が止まる。
どの部屋か教えてもらう前にわかる。2階の左から2番目の部屋。ポストが溢れている・・・

982:buZ21cfe0 00:04
大家さんを呼び鍵が開けられる。
扉が空けられると同時に部屋の臭いを嗅いでいた。
Zの母にその行為がばれていないことと腐った臭いがしなかったことに安堵した。
だが、部屋を覗いたときに、まだ自殺した死体があったほうがよかったのではないかと思った。
部屋の壁全体に新聞紙が貼られ、その上にはプリントアウトしたtanasinnのAA、tanasinn絡みの
怪文書が貼られ、貼りきれなかった紙が床に散乱している。
気が狂るいそう、、このあたりはあまりの衝撃に記憶が曖昧。
その日、Zの捜索願が出された。放心に近い状態で家に帰ってきた。
ベットに転がり天井を眺めながら、ポケットにあるFDの感触を確かめる。
「よし!」
声を出さないとなにかできないそんな感じがした。
パソコンにFDを挿入する。読み込み音の後tanasinnと書かれたフォルダが画面に映る。
Zの母が外に出てる隙にZのPCからコピーしてきたものだ。
フォルダを覗くとそこにはテキストファイルが溢れていた。

すべてを読むのに丸一日くらいかかった。
中身は日記に近い、tanasinnの研究結果だった。

気が狂っているとしか言えない内容。
そして4/19日の日記には、一言だけ
「tanasinnを感じることに成功した」
その後も日記は続く、
4/21日
「やっぱりそうだ。僕は触れてたいけないものに触れてしまったのだ」
4/24日
「tanasinnは増殖している。新聞で防ぎきれなくなっている。」
この日で日記は終わっている。まるでかゆうま日記だと思った。

983:buZ21cfe0 00:05
私なりに理解したことがいくつかある。
Zはtanasinnを崇拝といえるほど大好きだった。
人が救いを求めるために自分たちの手で神を作ったように、
恐怖が幽霊や呪いを生み出したように、
Zは自分の精神の中にtanasinnを宿してしまった。
その結果がこれだ、、、

そしてすべての日記を読みtanasinnを恐れてしまった私は
精神にtanasinnを宿してしまった。
崇拝から生まれたtanasinnは恐怖という形で私の中に転移した。
これは一種の呪いだ。情報という媒体を通してどこにでも転移する。

正直怖い。私は近い内に気が狂うだろう。今もこうしてPCの前に座っていても背後に
tanasinnを感じる。日に日にそれは増大している。壁に貼った新聞を貫通して私の直ぐ傍に居る。
FDとコピーしたデータはすべて削除した。たぶんこの行為も意味がないだろう。
tanasinnを恐れたときその人の中にtanasinnは宿る。恐れてはいけない。
この話を信じてはいけない。tanasinnを増殖させてはいけない。

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